
書籍流通の改善には、SA化は避けて通れません。明屋書店はSA化に積極的に取り組んできました。平成13年より全店にPOSレジを導入し、単品管理や出版社とのEDI(データ交換)により、タイムリーで品切れのない商品確保に努めています。また、パソコンによる書籍検索、オンライン発注、雑誌管理等も実施しています。近年では、本社−店舗間のIP-VPNの構築や情報漏洩対策を施しました。
各種業務報告書のぺ−パーレス化によるコスト削減と業務の簡素化も大きな目的の一つですが、当社のSA化の最終目標は、社員の作業部分を省力化し、「もっとお客さまとのコミュニケーションを大切にしていきたい!」という点にあります。
社員用イントラネットに社員一人ひとりが、業界情報、社内情報などさまざまなデータを商品本部が提供しています。各人が主体的に販売計画、企画立案に取り組むことができる情報源となります。また、社員同士の横の繋がりとしても大いに役立てています。
自分で仕入れた本が目の前で売れていく−そんな喜びが積み重なって、仕事へのやり甲斐へと繋がっていきます。各セクションの担当者には、仕入れから陳列・販売まで大きな権限が与えられているので、「売場の経営者」として自己実現が図れます。また、創意工夫を凝らしたPOPづくりやブックフェアは、売場を通じての自己表現です。
会社の発展には創意工夫が不可欠です。提案制度は、業務改善からPOPに至るさまざまなジャンルに及びます。優れたアイデアに対しては、金一封で表彰します。考え抜かれた提案は、明日の明屋書店に活かされます。
会社のレベルアップは、社員一人ひとりのレベルアップが必要です。店舗毎に研究テーマを設定し発表するシンポジウムの定期開催制度です。限られた業界情報だけではなく、グローバルな視野から書店を見るとき、大きな展望と目標が見えてきます。
入社時の新人研修。半年後のフォローアップ研修。入社3年目のレベルアップ研修。そして、5年目のパワーアップ研修というように、段階的な研修制度を設けることで、マナーや販売スキルのみならず、自発的に業務を牽引していけるリーダーシップ性を育成していきます。
社員全員が、簿記と販売士の通信教育課程を受講することで、自己啓発を行っています。簿記を学ぶことにより身につく、コスト意識や、販売士を学ぶことにより身につく、豊富な商品知識、顧客に配慮した接客技術は、店舗での質の高いサービスの提供につながります。